2014年10月21日火曜日

CentOS 6でホスト名を書き換える

サーバのホスト名を書き換えるということは、仮想環境を利用するとしばしば起こりうることである。たとえば、VMwareに含まれる仮想マシンをコピーするテンプレートを作成するという機能を利用すると、この作業が必要になる。それはコピーして作られたホストは名前が重複しないようにしなければならないためである。さて、実際にホスト名を書き換える作業する際には次のような手順を踏むことになる。

  1. # vi /etc/hosts (ホスト名を書き換える)
  2. # vi /etc/sysconfig/network (名前解決の優先順位を書き換える)
  3. # hostname 書き換えたホスト名
  4. ログアウトして再度ログインしなおす
  5. ホスト名が変わっていることを確認する

名前解決において、/etc/hostsとDNSサーバのどちらが優先されるかということについては/etc/nsswitch.confを参照する。order: files,dnsなどと書かれている行があるはずである。filesが/etc/hosts、dnsがDNSサーバを意味しており、この順が名前解決の順序となる。普通はfiles,dnsの順序になっているはずである。また/etc/hostsには初期設定では自身以外の記述はないので、他のサーバにアクセスしようとすると、名前解決のためにDNSサーバを見に行くということになる。この仕組みを知っておくと、DNSサーバを構築しなくても、ごく小さな名前解決ができ便利である。

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