今回はFirefox(テストで利用したバージョンは30.0)における厄介な挙動をJavaScriptで解決しようというお話。 IE 11や最新のChrome(35系)では特に気にする必要はないものです。
フォームで二重押下を防止するために、1度ボタンを押すとボタンの状態をdisabledにするということがあります。 そこまでは何も問題ないのですが、Firefoxではボタンを押してsubmitをした後に、戻るボタンを押すとdisabledの状態が継続しており、 再度submitができない状態になってしまいます。もう一度戻るボタンを押すとsubmitできるようになるのですが、 その挙動は一般的にユーザが想定していないものであるはず。
そこで、jQuery(利用したバージョンは1.11.0)を利用して、 一度戻るボタンを押すだけでdisabledの状態が解除できるようにしてみました。コードは以下のようになります。
<script type="text/javascript"><!-- $(document).ready(function() { $(window).unload(function(){}); $('#button').attr('disabled', false); }); --></script>
1行目はDOMを構築した後に実行せよという意味です(おまじないと思って差し支えないでしょう)。 2行目はBackForwardCacheを無効にせよという意味になります。元のページに遷移した際にキャッシュを使うなという意味になります。 つまり、ボタンを押したという状態を使うなということになります。 3行目はボタンにdisabled属性をfalseにせよという意味で、ボタンを利用可能にするという意味になります。 初期状態はfalseでなければならないので、明示的に設定しました。
これにより、ボタンを1度叩いてdisabledになった状態でブラウザの戻るボタンを押しても、disabledの状態にならなくなります。 ただし、フォームにあった情報(入力したテキスト等)はすべて落ちてしまうので、再入力が必要になります。 もっとも、それは仕様としてしまっても良いとは思いますが。
0 件のコメント:
コメントを投稿