2011年11月9日水曜日

JMRX勉強会【プレゼンストラテジー リサーチへの応用】のメモ

約二か月前のことですが、初めてマーケティング業界の勉強会に参加してきました。マーケティング業界の悲哀が伝わってきました。プレゼンについては働く業界が違えど、あまり変わらないのかなという思いになりました。

マーケティングのお仕事の辛そうな点@打ち合わせ中

  • 意思決定者(=経営者)に、前提をひっくり返されること
  • クライアントの理解度がばらついている中、バランスを取った説明をすること

マーケティングの個人における課題

  • 話すのが苦手、あるいは得意すぎて話し過ぎる
  • 緊張、話が飛ぶ
  • 時間配分のコントロール
  • 人の目が見れない
  • 話し方、動きに癖がある

リサーチの目的とは?やりたいことの発案->やりたいことの実現

  1. 対象・マーケットの価値観の汲み取り
  2. イノベーションの導入
  3. 競合との差別化
  4. ニーズの反映
  5. 生み手・作り手の情熱
辛いのは、クライアントの後押しばかりではないということ。時にはリサーチの結果、無理であることを伝えなければならないということもある。また、リサーチの中でクライアントが欲していることに応えられているかということは意識する必要がある。

プレゼンの基本~魅力を伝える3つの価値

  1. 表層価値
  2. 経験価値
  3. 背景価値

3つの価値はお見合い相手の女性にも当てはまるようだ。表層価値は体裁であり、美しさである(短時間で分かる)。経験価値は将来を共有することで得られる価値、つまり気が利くということを表している。背景価値というのは、対象の背景に存在し、将来享受できると想像される価値、つまり育ちの良さということになる。プレゼンでは、表層価値に該当するのは身なり、経験価値(プレゼンではこれが一番大事!)は誠実感や時間配分、背景価値は会社のブランドやプレゼンターの知見ということになる。

プレゼンをより良いものにする改善策としては、見た目については次のようなものがある。

  • 服装は無難に
  • 自分らしさを出しすぎない
資料については、次のような方針がよい
  • 見せる資料と配る資料は別の方が良い。また極力シンプルなものがよい
  • 主文は言い切りで、最小限の文字数に
  • 表は着眼点を明確に(見て欲しい所は強調)
  • グラフは主張しすぎないように
  • 明確な構図
    • 例:左ビジュアル、右文章
  • 見出しコピーはキャッチーに
  • 読ませる工夫が重要
  • 集計データの報告ではない(結論が先)
プレゼンについては、次のような方針がよい。
  • 時間配分は2/3型
    • つかみ、概要、総括、詳細、まとめまでが2/3、残りの1/3は質疑応答
  • ちょっと勿体つけて、最後にドカン
    • 根拠や理屈はあとから熱く、細かく

プレゼンの作法は人によって違うので、参考になる箇所、認められないという箇所さまざまありました。コミュニケーション能力の向上を目指してうまいこと取り込んでいきたいです。

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